もっと頑張りたいけど、なかなか頑張れない。
そんな方に、僕が挫折から立ち上がり実際に効果を出せた行動についてお話していきます。
「なかなか頑張れない」「続けられない」を打破するためのテクニックを後半に書いています。
「頑張る自分」までの距離は、実はあともう少し
大人になると勉強するのが大変になります。今まで一生懸命やってきたのに、自分の力の無さや社会の理不尽に負けてしまうこともありますし、単純に会社員生活で疲弊していることもあります。
学生の時も勉強する時間と体力を保つのは本当に大変ですが、大人になると時間の流れが速く感じるようになり、会社に勤めていると瞬きする間に1年が過ぎ去ってしまいます。
仕事が生活の中心になり、仕事の準備もあれば、仕事後には疲れて行動力・思考力ともに最低になっている。
職場の人間関係が悪ければ疲れる、人間関係が良ければ自分がゆるむ。どっちみち人と関わって疲れてしまう。
「本当はもっとこんな生活がしたいのに、仕事があって、とてもじゃないけど頑張れない。」
時々頑張って勉強してみるけど、途中で分からないことが出てきたり、勉強したことを行動に活かせなかったりと壁が現れるわけです。その壁を乗り越えるのに必要なエネルギーが大きすぎて、壁を越えられないわけです。
そんな壁を越えて勉強する自分を手に入れる。成長する自分を手に入れる。そして欲しい未来を手に入れるためにどうすればいいのか。悩んでいるから、どうにかしたいという気持ちがあるから、調べている。調べている時点で一歩前に進んでいると思うので、あとは後半に書いてあるテクニックを使ってみるだけです。
僕が9年の時間を無駄にした話
僕の話をさせてもらうと、
社会人なりたての頃は、会社の先輩から「どうして勉強しないの」「勉強してるふりすんな」「4ね」とか言われ続けてもう心はボロボロ、、
大切な人も失い、自分の実力不足に挫折して、「今までの自分の努力はなんだったんだ」と。
普段から毎日の勉強コツコツやって、寝ないで勉強して気持ち悪い中テスト受けて、仕事が上手くできるように年単位で修行したあの努力は無駄だったのかと。
病んでしまった僕は、このままでは本当に「4んでしまう」と、勉強することをやめました。
そしたら今度は勉強することのハードルが高く、高く高く、積み上がりまして。なんなら勉強すると苦しかった新社会人の時の気持ちを思い出して体が苦しくなるってゆう謎の症状まで現れまして。
ちょっと頑張ろうと思っても、小さな壁が現れた時点で、
「乗り越えられません。。。」
と心折れる貧弱者に成り下がったわけです。
時には休み、時には休み、時には休み、ってずっと休んで。
時に壁を登り、壁から落ちて、また怪我をする。
そして休む。
そんなこんなで約9年が経ちました。
転機は、会社を変えて一人で働く環境にしてみたこと。
一人で働く環境にしたことでなんでも自分でやらなければいけないので、
調べるのも、考えるのも、動くのも「自分」です。
中でも自分で考えて、自分で動く。これが特に大きかったと感じています。
すぐには変わりませんが、職場を変えて少しずつ、少しずつ、努力する自分を取り戻していきました。
主体性が出て、勉強する自分を少しずつでしたが取り戻すことができました。
一人職場では、
仕事中に周りの人から聞かれたときに「いやわかんねー」って思うこともたくさんありましたし、
頼るものがなくなる不安もありましたし、
責任を背負いすぎたこともありました。
でも日々の行動があるおかげで、時にはうまくできたという達成感もあって、徐々に前を向けるようになっていきました。
本当にボロボロだった僕もいつの間にか「もっと良くするためにこの辺もやっておこう」とか思うようになったんです。
トラウマ的な気持ちは残っていますが、少しの自身もついて人との会話も楽しめるようになってました。
前向きになったことで今の嫁さんと出会い、結婚することができました。
環境の変化から仕事を頑張れるようになり、もう一度勉強する姿勢を身につけることができて、前を向けて、素敵な嫁さんと結婚までできたわけです。
ただ正直9年は長いです。その中で挑戦と挫折を何度か経験しましたが、継続して努力する習慣をもう一度身につけるまで9年。そんなに時間が経ったら仕事だって後輩の方が実力高くなるし、世の中も変わってしまいます。
家電(自宅に備え付けの電話)とか、ガラケーとか、赤外線とか、そんなものを使っていたのにいつのまにかスマホになり、ブルートゥースになり、ユーチューブが出たと思ったらそれはいつの間にか人気のお仕事になりました。
世の中がどんどん進む中、自分は取り残されることに。
「9年あったら一体どれだけのものが作れんだろう、どれだけ積み上げることができたんだろう、こんなにもったいないことはない…」
と、悔しいですが、その時は頑張れなかったし、過去には戻れないので、これから頑張っていくしかないです。
挫折から立ち上がり、もう一度勉強できるようになった方法
で、冒頭の話に戻りますが、大人は勉強する時間を取るのが大変なわけで、どうやって勉強するのがいいのか。
これについて実際に経験して学んだことを書いていきます。
環境を変える
自分を変えるにあたって、環境を変えるのは大きな効果があります。上に書いた通り、僕自身環境の影響を大きく受けています。注意が必要なのは「自分に合った環境なのかどうか」です。何を目指すかによっても違うかもしれませんが、自分に合った環境でなければ逆効果になる場合もあるかと思います。環境の変化に関してはかなり受ける影響が大きいのでまた別記事を書いていきたいと思います。
キリ良く勉強しない
この分野を一気に勉強するとか、まとまった時間が取れるから勉強するとか、休日にやろうといったことをどうしてもやりたくなりますが、これが一番勉強を始めにくいです。普段やってないことをやるのはかなり大変でハードルが高いんです。ハードルが高くなると最初の壁を越えられないという問題にぶち当たってしまうので、最初のハードルは低く低く、低く設定します。
できることからやること、達成できる目標、クリアできるハードルからこなして行くことが大事です。
まずはこれ、とにかくこれです!
そのためには、隙間時間に少しやる。これをちょっとずつやりましょう。
隙間時間にちょっとずつやる、そして習慣化していく。
キーワードは脱完璧主義です。
短い時間でどうやるかですが、本を読んでも良いですし、音声を聞いてもいいです。音声は個人的におすすめです。何度も聞く。何度も聞く。漫画を読んだらストーリーを覚えたり、セリフを覚えたりしますよね。アニメの好きなところ、映画の好きなところ、好きな歌の歌詞とか、何度も何度も見て聞いてガッチリ頭に入っちゃってるから好きなものを説明できますよね。歌えますよね。覚えるまで何度も何度も聞いたらいいです。大人の勉強時間は一日平均5分だそうです(『30代で人生を逆転させる1日30分勉強法』著:石川和男)。隙間時間が5分、そこでやれば平均レベル。隙間時間が何度もあったら?その時間を勉強に充てたら?1週間で、1ヶ月で、1年で、どれだけの差ができるでしょう。
途中で切り上げる
・ツァイガルニク効果
「完結しているものよりも未完のものの方が記憶や印象に残りやすい」というものです。例えばドラマとかアニメとか漫画。続きが気になって印象強く残るといったことってありますよね。まさしくあれです。一話で完結しないから、それが印象に残る。勉強もキリの悪いところで切り上げると次に始める時のハードルが下げられます。
仕事でも使えるテクニックで、仕事を全部終わらせずにあえて残すことで次の日に仕事への入りが円滑になるといったことが起こります。
アウトプットとインプットの配分を調整する
本を読んだだけ、動画を見ただけ、話を聞いただけでは知識を自分のものにはできません。知識を使うには自分に組み込まれるまで練習すること、知識を使ってみることが必要です。自分のレベルが高ければ一度見たものや聞いたものを即真似ることができますが、勉強したい、成長したい、と今よりもっと上を目指す場合には実際にやってみたりして練習とか修行をする必要があります。知識を得たら何も見なくても人に説明できるとか、練習したり実際にやってみることで体で覚えるってことです。よくよく思い出してもらうと分かると思いますが、初めて何かできるようになった時って、練習しませんでしたか?
ちなみに精神科医の樺沢紫苑先生の著書「アウトプット大全」では、初心者はインプット:アウトプットが4:7、熟練者はインプット:アウトプットが3:7が1番いいと記載されています。
勉強したことを思い出せるようにリスト化しておく
せっかく勉強したことは蓄積していきたいし、忘れてもすぐに思い出せればいいので、勉強した内容は簡潔にリスト化しておきましょう。
タイトルとか一言とかでリストを作って、リストを見れば一つずつ説明できる、と言うふうに蓄積していけば、勉強した内容にもう一度触れる機会が自然と増えて忘れにくくもなります。
自分がしてきた努力を振り返ることもできます。小さなことでも継続して取り組んだことがわかるようにしておくと、後からすごい自信になりますし、頑張るためのモチベーションにもなります。
継続してやる
これはもう鉄板ですね。それができなくて困ってるんだよって方、最初に書いた「キリ良く勉強しない。脱完璧主義」これを使いましょう。とにかくハードルを下げて下げまくって、このタイミングで音声聞くだけ。とかちょっとのことをやる。そしてタイミングを決める。生活の一部に組み込む。これを3週間やり続けると継続する自分が手に入ります。タイミングを決めると「条件付け」という動物の性質を使って、やる気スイッチを作ることができます。やる気を出すにはやり始めるしかないんですが、やり始めるのが大変なので、音声を聞く。これが作業スタートにおすすめです。
p.s.
一歩が大変なんですよね。
出る時は出るけど継続して一歩を出し続けるのは大変です。
習慣化してたって頑張るのがきついこともあります。
いつだって100%完璧ではいられません。
完璧でないあなたを許して。
仮に歩くのを止めてしまっても、また歩けばいいだけのことです。
シンプルが大事。
って僕が読んだ時のために書いておきます。