人生を良くする、心に余裕を持って楽しく生きるための大事なこと。

人生の学び

生きているとどんどん時間が経ち、何か新しく手に入れたり、何かを失ったり、会社の顔ぶれが変わったり、自分から環境を変えたり、いろんな変化が起こります。

年を取れば今まで簡単にできていたことができなくなったり、体力の低下や理解力の低下も生じます。

逆に経験によって成長し、できなかったことができるようになったりもします。

そういった変化がない、または変化が少ない状態で、居心地がいい生活環境になっている場合、あなたにとってその環境は「コンフォートゾーン」ということになります。

コンフォートゾーンとは、心理学ではストレスや不安が無く安定した精神状態で居られる場所のこと。

人は成長するためにはコンフォートゾーンから抜け出なければいけないと言われています。

つまり成長するには変化するしかないということです。

が、

だけどもです、

だけどこの、「コンフォートゾーン」からでるというのがまた大変なことで、せっかく心地よく楽で落ち着ける場所にいたのに、その外に出たらストレスが強くなってしまいます。

「せっかく心地良いところにいて、今気持ちいのにぃ~」って思っちゃいます。

人には現状を維持しようとする力が強く働いているので、体温も一定、行動習慣も一定に保とうとしています。それを変えようとすることは自分に負荷をかけるということなので、大変なんです。

変化していく人生と、変化するのが嫌いにできている人の性質。

相反していて、「変わることが苦しい」、特に「失うことが苦しくて現状が辛い」、

という方は多いと思います。

そんな方に2つのストーリーを紹介します。

この物語は、特別な人の話ではなく、身近にいる普通の人の話です。

それでも、「自分にもできそう」、「やってみようかな」という気持ちになれると思います。

昔は何も持ってなかったけど今は何でも叶えられる男になった人の話

彼は出会った当初何も持ってなかった。ただの普通の18歳の男の子。

見た目はちょっとチャラいけど、おっとりしていて何となくやわらかい雰囲気。

目に力はなく、体も細い。目立って何かするような感じもない。

人の気持ちも、自分の気持ちもはっきりわからず、自分を探すのに苦労していました。

どんな人にどんな対応をしたら、どんな結果になるか想像できず、人との関わり方も暗闇の中でもがいていました。

そんな彼は、最初いろんな人と関わってみることから始めました。そして片想いで苦しんだりしているうちに彼女ができ、その人に全力でコミットしていきます。

他の何よりも彼女を優先し、とにかく向き合って行動し続けた結果、

評判が上がり、モテ始めました。

それでも一途を貫き通すんだが、7~8年くらい経った頃に別れることになります。

全力で向き合った7~8年で女性の気持ちと一生懸命に向き合った彼は人の気持ちもかなりわかるようになり、復活してからいろんなことに挑戦するようになります。

いろんな人と関わり、出会い、出会い、出会い、

仕事も、プライベートも、気になることをどんどん実行していく。

そんなことをすれば失敗の数もどんどん増えていく。

結果、一時人生の迷子になります。

が、それでも行動し続けます。

失敗を繰り返していくうちに成長し、どんどん結果を自分の中に蓄積していきます。

で、苦しさの先で前を向いた時に爆発的な成長を見せるようになります。

彼は行動の先で、「失敗しにいくマインド」というものを身につけました。

これは僕の解釈ですが、「脱完璧主義」に近いと思います。

彼がいうには「自分は基本間違っているというスタンス」なんだとか。「基本的に失敗しにいくような感じ」で行動するそうです。

そして「自分の間違いを正してくれ、そして俺をもっと高みへ引き上げてくれ」と。

その行動の結果を吸収して自分の中に事例とノウハウを積み上げていく。

こうなるとやること全てが成長に繋がってくる。

そこから彼の成長が右肩上がりになり、仕事では昇進し、恋愛では「この人だ!」というのを一瞬で見抜いて電撃婚します。

プライベートで歌を作り、新しい資格も取り、家族や親戚、みんなから「どうなってんだ」と、「教えてくれ」と、今では周りの人達から尊敬の目を向けられています。

外から見たらこんなにうらやましい人はなかなかいない、くらいの人になりました。

失敗すらも経験値に変える。検証結果というデータとして捉えている。

そうなったらはたして、「失敗」というものがあるのかどうかが疑問のように思えてきますね。

失敗を重ねて自分を変えた男の子の話です。

どうですか?

失敗を恐れてチャレンジすることを止めてませんか?

「もっとできるようになってから」とか、「もっと調べてから」とか失敗しないための工夫をしてませんか?

勉強も大事です。失敗しないための工夫も大事です。

でもそれよりも一方踏み出すことの方が大きな結果が得られます。

成功の反対は失敗では無いそうです。成功の反対は何もしないことだそうです。

何もしなければ結果が得られないので、前に進まないと言う事ですね。

人に与える力をもった100歳のおばあちゃんの話

変化というものは決して得るものばかりではなく、失うことも変化です。

今度は僕が特別養護老人ホームで働いていた時にお世話になったおじいちゃんとおばあちゃんの話。

100歳のおばあちゃん。

その人はすごく自己管理をしっかりしていて、何か取り組める課題があれば一生懸命取り組む。そんな方でした。

その方は一生懸命に目の前にある事に取り組む取り組まれるのですが、歳とともにできないことももちろん増えてきていました。

体調の面から自力で排泄をすることが難しくなり、尿道に管(カテーテル)を刺してその先に繋がっている袋(バルーン)に膀胱から直接流れ出るようなものを使うこととなります。

袋の中はトイレに流したりしますが、これの管理は職員がします。

しかも歩いた時に転ぶリスクが高くなり、トイレまで職員と一緒にいかなければいけない状態となります。

そのためトイレに対して人の手を借りる必要が出てきました。

忘れやすいことも合わさり自分でバルーンの管理をすることのは大変。つまり職員の手を借りなければならない。

歩くのにも人の手を借りる環境。

そんな環境の中でも話すとニコニコとしていて、できなくなったことに対しては「できなくなったねー」と悲しい気持ちはある様子でしたが、自分でできることには一生懸命に取り組まれていました。

中には、「お金を払っているんだ。やってもらって当然だ」と思われる方もいます。

そんな中、自分でできることは自分でやり、人から手を借りる部分には感謝されている。

現状で、できることをやる

「笑顔と、やわらかい雰囲気、自分を持って過ごされている姿」に、手伝わせてもらっている僕自身がいつの間にか笑顔と元気をもらっていました。

実際に自分のできることが失われた先で、「人に感謝の気持ちを持ち」、「自分のできることを頑張ろう」という気持ちになるには大きな壁があるし、本当にすごいことだと思います。

自分のできることを失った先で前を向くために、失ったことやそんな自分自身を受け入れることが必要になります。

「人の手を借りないと生活が大変」そんな状況でも「人に元気や笑顔を与える」ことができるということ。これはものすごく可能性を見せてくれると思いませんか。

「自分自身の力で生活していける人であればもっとできそうじゃないか」と。

失ったという変化を受け止めて、目の前の自分にできることを頑張るおばあちゃんの話です。

まとめ

「変わること」これを楽しむことができたら最強です。

「変わること」これを受け入れることができたらめちゃくちゃ素敵です。

変化を認めてあげることができたなら、前を向ける、努力できる、少しの余裕を持てる、これらのきっかけになります。

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